覚醒剤を使って有罪になった著者が、ダルクという薬物依存の人たち同士のミーティングを通じて立ち直りを図る団体を作り、薬物依存の人たちを支援をする本です。
弁護士の間では有名ですが、実際読んだのは初めてでした。
絶対一生使わないという決意ではなく、自分の弱さを認めたうえで、今日一日覚醒剤を使わなければよしと考え、毎日継続することがやめるためのポイントであると記されています。
弁護士は、裁判のときに、反省を促し、覚醒剤を絶つ決意を述べさせることを重視しがちです。しかし、犯罪を犯した人の真の立ち直りのために必要なことを、考えるきっかけになる本であると思います。
拘置所に咲くタンポポ
初回接見
名北留置施設に接見に行ってきました。
名古屋で唯一の女性用の留置施設です。
今日が初回接見でしたが、弁護士にとっても被疑者にとっても、初回の接見は非常に重要です。
例えば、被疑者の最初の言い分は、捜査機関から誘導を受ける可能性が後に比べて低いです。そのため、弁護士としては、最初の言い分を証拠に残すことが必要になります。
ご家族やご友人が突然身体拘束でされてお困りの方は、お気軽に弁護士にお問い合わせください。