覚醒剤を使って有罪になった著者が、ダルクという薬物依存の人たち同士のミーティングを通じて立ち直りを図る団体を作り、薬物依存の人たちを支援をする本です。
弁護士の間では有名ですが、実際読んだのは初めてでした。
絶対一生使わないという決意ではなく、自分の弱さを認めたうえで、今日一日覚醒剤を使わなければよしと考え、毎日継続することがやめるためのポイントであると記されています。
弁護士は、裁判のときに、反省を促し、覚醒剤を絶つ決意を述べさせることを重視しがちです。しかし、犯罪を犯した人の真の立ち直りのために必要なことを、考えるきっかけになる本であると思います。