弁護士が成人の刑事事件を受けると、早期に示談に向けて活動します。
被害が回復されたり被害感情が軽くなることが、刑罰を軽くすることに直結するからです。
しかし、少年事件の場合は、少年の更正に最適な処分を選択するため、示談は少年の反省の深まりの結果でなければ、あまり意味がありません。
弁護士も少年事件では、処分を軽くするだけでなく、少年の将来にプラスになる意識づけに努めるべきです。
反省なき示談
名古屋法務局
名古屋法務局に行ってきました。裁判の関係で法務局に積んだ担保金を取り戻すためです。
法務局では、登記簿を取ることができるほか、供託という、担保金や相手方が受取を拒絶したお金の預かりなども扱っています。
弁護士は、裁判を起こす前に仮に財産を差し押さえる場合など、よく供託を利用します。
法務局の上の食堂から、名古屋城がよく見えました。
温泉めぐり
友人の弁護士と温泉に行ってきました。
「南濃温泉水晶の湯」という、入浴料が500円と非常にお得な温泉です。
揖斐川と木曽川の交わるあたりにあり、岐阜県・愛知県・三重県の県境のすぐ近くです。
名古屋から30km程度のところで、岐阜県にありながら車があれば1時間もかからず行くことができます。
車で15分程度のところに、国営木曽三川公園という日本一の規模を誇る国営公園もあります。
揖斐川・木曽川・長良川という3本の川や濃尾平野を一望できる穴場の温泉です。
今後も名古屋近辺の温泉を開拓していきます。
被害者名を明らかにしない起訴状
最近、性犯罪などの被害者の方の名前を知られたくないとの希望を汲んで、起訴状で被害者の方の名前を書かない方法が多く採用されているようです。
起訴状は、名古屋地裁の刑事事件では、名古屋地方検察庁の検察官が作成し、被告人がどんな事実で裁かれているのか明示する書面です。
しかし、被害者の名前が明示されなければ、どの案件について裁かれているのか分からず、被告人がアリバイなどを主張するのが非常に難しくなります。
場合によっては、冤罪の原因になりかねず、弁護士としては安易に認められるものではありません。
しかし、事実関係に全く争いがなく、弁護人も同意している場合にまで被害者の方の氏名を明らかにする必要はないでしょうから、
被害者の方の特定が十分かについて、弁護士と検察官が事前に協議する方法について整備することが望ましいと思われます。
税金の滞納による差押え
7月12日、男が市役所に放火したという事件があったそうです。
固定資産税の滞納により自宅や預貯金の差押えを受けたことが動機になっているとの報道もありました。
税金を滞納している場合、国や地方公共団体は、判決を取得しなくても、滞納している人の財産を差押えることができます。
固定資産税や社会保険を滞納していると、不動産や預貯金の差押えを受けることは、珍しくありません。
個人の場合、破産など債務整理の手続きを行っても、税金や国民健康保険料の支払義務は残るため、滞納している税金等の支払方法について、
税務署等と話し合う必要があります。
税金の滞納や差押えにお悩みの方は、こちらをご覧になるとともに、お気軽に弁護士にご相談ください。